介護福祉士への道のり


これまで(第23回2011年1月実施)の資格取得ルートは次のとおりでした。
1)3年以上介護等の業務に従事した方で介護福祉士国家試験に合格したもの
2)高等学校または中等教育学校(それぞれ専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目(もしくは科目)及び単位数を修めて卒業した方で介護福祉士国家試験に合格したもの
3)高等学校または中等教育学校卒業以上の方であって、一定の養成施設を卒業したもの
しかし、24回から受験資格と受験科目が変わりますので、注意が必要です。

【第24回2012年1月実施試験からの受験資格の主な変更点】
1)3年以上介護等の業務に従事した人
2)福祉系高等学校(専攻科:33単位)卒業後、実務経験9か月以上介護等の業務に従事した人
3)福祉系高等学校の52単位を修めて卒業した人
※一定の養成施設を卒業した方はこれまでどおり国家試験を受ける必要はありません。
さらに、今後は実務経験3年以上の方もさらに6か月以上450時間の養成施設での研修を受けることになる方向です。同時に養成施設を卒業した方も、国家試験を受けることになります。当初は25回2013年1月実施試験からの予定でしたが、2011年1月20日に厚生労働省「今後の介護人材養成の在り方に関する検討会」報告書により、3年延期(=28回2016年から)との発表がされています。ただし、現時点ではまだ確定ではありません。受験をする際には必ず確認するようにしてください。

【第28回2016年試験からの受験資格の主な変更点(予定)】
1)実務経験ルートは、実務経験3年以上かつ養成施設6か月以上の課程を修了した人
2)福祉系高等学校(高校:34単位)卒業後、実務経験9か月以上介護等の業務に従事した人
3)養成施設において必要な知識及び技能を修得した方も、国家試験の受験が必要になります。
このように介護福祉士の資格取得は、全員が必ず国家試験を受けて合格しなければならない方向です。これまで以上に取得がむずかしい資格となります。これは介護の質をより高めることが目的です。つまり、それだけもっていて価値が高い資格になるということです。
しかし、できるなら早いうちに資格を取得して、介護の現場でいち早く実務を経験することが介護の質を高めることになりますから、「一発合格をする」と心に決めて今から受験対策に取り組むことです。

『2012年介護福祉士こくし一発合格!』の9ページにチャート化した図で詳し説明しています。

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